2年前、会社の健康診断で何年も通った病院から、別の病院にかえました。
その病院は営業力バツグンで、婦人科のオプション検査を強くすすめてくれました。
病院じゃなければ押し売りはスルーしますが、健康診断の基本項目以外とくに受診してこなかったのでお願いしました。
結果は、両卵巣が肥大しており、その後予約した3ヵ月後の再検査でまた大きくなっているとのことで即MRI。
風邪すら10年以上ごぶさたの私は病院に行くだけでどきどきです。
MRIは事前情報はあったものの若干パニック気味です。固定されて筒の中に入るのはこんなに怖いものなのですね。違うことを考えよう!と思っても現実に戻されて握っていた先生につながる緊急ブザーを押したくなりました。
1度で終わらせたい!もう入りたくない!となんとか耐えました。
10分くらいだと思うのですが長かった(冷汗)
結果は悪性ではありませんでした。
ただ自然治癒しないし、左右ともいつ捻れや破裂があってもおかしくないという聞くだけで痛そうなお話しでした。
「そうなったら(捻転や破裂したら)こちらの病院は家から遠いので近くの病院に行っていいですか?」と聞いたら「行くというより、運ばれます。どうにもならない痛みなので救急車ですよ」と明るく回答。そして「遅かれ早かれ手術が必要です」と。
大変な患者さんがたくさんいる世の中。
悪性じゃないし、一般的には大したことはないようですが、私にとっては人生初の手術・入院で一大事です。
緊張しっぱなしの中、唯一ホッとしたことは、生理は他者と比べられないので今までは「痛い」「辛い」と言ってよいのか確信がありませんでした。
今回の初診でエコー中に先生の方から「あー、これは生理痛ひどいでしょ。耐えてたの?」と言ってもらえて“生理痛ひどいって言ってよいレベルの痛みだったんだ”となんだか自分の体のことを知り安堵しました。
そして今はジエノゲストで生理を止めています。
12時間ごとに薬を飲まなきゃいけないことに、めんどう…という気持ちと、飲み忘れの心配がありましたが、『慣れ』で解決しました。
薬を飲む手間より、これまで月の半分は生理の影響を心身ともに受けていたので、気持ちも体も楽になり、今となってはもっと早く飲んでいたら日常や旅行をもっと楽しめていた!と思う日々です。
快適な今、生理再開してあの痛みが来ると想像するだけで苦しい…
もうあの苦痛には耐えられないかもしれません。
検診は、異常がなければ安心を得て、異常があれば日常を快適に過ごすために治療をする。
20年以上も痛みに耐え、大丈夫だと過信せず、「痛い」というその異常を診てもらうために早く病院に行けばよかったと思っています。
どうか検診に行ってくださいね。